傾山 2015.5.25

かたむきやま・1605.0m(大分県豊後大野市)



丹沢山
傾山山頂から

歩行距離 12.7km
所要時間 8時間40分
累積標高差 (+) 1459m  (-) 1459m
コース 出発点09:50 → 登山口11:00 →東尾根取付点11:40 → 東傾山13:05  → ソデ尾
→ 傾15:10 → ソデ尾13:30 → 東傾 → 東尾根取付点17:30 → 登山口17:50
→ 出発点18:30



今回の休暇中で2回目となる3泊4日の山巡りの旅にでる。この旅では傾山と九重の山に登る計画で、昨日は黒岳の隣の前岳(鷹巣)に登った。当初は、前岳を経て黒岳まで行く予定であったが、前岳から黒岳に向かう道のあまりの険しさに時間的にも無理と判断し、黒岳登頂を断念した。

2日目の今日は、これも険しそうな傾山への挑戦である。山渓社の「大分の山」には、6つのコースが紹介されているが危険度3のコースを避け、容易に登れそうな危険度2の冷水コースを登ることにする。舗装されていない冷水林道を走って行く、だんだん悪路になってきたので、林道終点(林道は結局登山口まで続いている。)の標識がある道の端に車を停める。 リボンの道標に従い杉林を登って行く。しばらくして林道に出る。林道は杉林に中に幾筋もあり、まるで迷路のようだ。大回りをしながらところどころにあるリボンの道標に従い延々と林道を歩いて行く。1時間10分も林道を彷徨い、ようやく登山口に達する。かなりの時間と体力を無駄してしまった。

登山口の案内板には、最近、傾山で九州では絶滅したとされる熊が目撃されたので注意するようにと書かれている。気を引き締め登山口入る。ジグザグの登山道を登り、直登の急登をのぼって行く。息が切れ何度も休む。ようやく東尾根取り付点に達し、少しはなだらかな道になるだろうと予想していたが、容赦ない急登が続く。体力を使いお腹がすいたので歩きながらパンを食べる。 尾根道には、アセビ、ミズナラ、リョウブ等の巨木が目立つようになる。やがて道は、岩場が混じるようになり、ロープが張られている難所をいくつも越えていく。落ちないように慎重に!!少しづつ左手の展望が開けてくる。いくつかのピークを越え、東傾山(1309.8m)に達する。道はなだらかな稜線になる。そのままどんどん稜線を歩いていくが、道標が無いのに気が付く。道を間違えてしまった。道に迷ったときは、「歩いてきた道を引き返す。」自分に言い聞かせる。幸いにも100mほど戻り道標のリボンを見つける。左に折れ下って行かなければならなかったのだ。少し休み落ち着くことにする。もう昼もとっくに過ぎてしまっているので昼メシを食べよう。

ソデ尾を過ぎる。山頂への道のりは遠く容易に着かない。右手に岩が剥き出した険しい山々が見える。あそこが山頂だろうか。あんな険しい山にのぼれるのだろうか・・・。時間がどんどん過ぎていく。このまま行けば下山は18時30分になりそうだ。気が焦ってくる。左手に絶景を見ながら登って行く。前方に傾山山頂らしきピークが見えてくる。ウイークデーなのだろうか誰一人として会わない。寂寥感をじっくり味わう。これもいいか・・・。 15時10分ついに傾山山頂に達する。山頂は岩に囲まれ狭い。山頂の西側の岩の上から絶景を見る。眼下に岩のピークと大岸壁が見える。その左側には、祖母山に続く稜線と山々が見える。しかしこんな有名な山なのに今日は誰に会わず少し寂しい感じがする。時間が無くなり暗くなる前に下山しなければならないので、写真撮ったのち早々と下山を始める。

往路は、来た道を下って行く。深い山の中に自分一人。怪我でもしてしまえば即遭難だ。慎重に急登を下って行く。登山口から再び迷路のような曲がりくねった林道を歩いて行く。日が沈みかけ薄暗くなっていく。結局、車にたどり着いたのは18時40分になってしまった。ぎりぎりセーフだ。

今日は、標高差約1300mを登り下りするという厳しい山行と なった。傾山は、険しく深い自然の中にあることを膚で感じ印象にのこる山登りとなった。またいつか別なコースから挑戦しよう。 次は、休日を選んで登ることにする。

車で冷水林道を下り、国道沿いのガソリンスタンドで近くに温泉がないかどうか尋ねる。しかし豊後大野市である周辺には温泉ないそうだ。直ぐ近くに道の駅はあり休むことができるが、温泉に浸かりたいという欲望の方が勝り、結局竹田市の温泉に行くことにする。まだ空いているだろうか・・・。暗い夜道をひた走り竹田市を目指す。今晩は竹田市の道の駅で車中泊し、明日は九重連山の中岳に登る予定だ。


丹沢山
冷水林道の途中に車を停め遅い出発
丹沢山
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丹沢山
丹沢山
丹沢山
曲がりくねった迷路のような林道を歩き登山口へ向かう。
丹沢山
ようやく林道終点の登山口に辿り着く。
丹沢山
熊が出没するそうんな・・・

丹沢山
...
丹沢山
急登を登り切り東尾根取付点に達する。

丹沢山
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丹沢山
↑岩場もある急登の登山道を行く。リョウブ、ミズナラの
巨木が生える稜線を登る。
丹沢山
丹沢山
丹沢山
丹沢山


丹沢山
丹沢山
丹沢山
丹沢山
尾根道の視界が開け祖母山を見る。

丹沢山
東傾山過ぎたところで昼メシを食べる。
丹沢山
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丹沢山
バイケイソウ?を見る。
丹沢山
丹沢山
越えてきたピークを振り返る。
丹沢山
アップダウンが続くハードコースだ!!
丹沢山
九折越コース分岐を過ぎる。山頂はもうすぐだ。
丹沢山
傾山山頂(1605m)に到着する。山頂は岩に囲まれ狭い。
丹沢山
傾山山頂にて
丹沢山
傾山山頂にて
丹沢山
稜線より大崩山の方向を見る。

丹沢山
山頂東側の展望・傾山は険しい山だった。

丹沢山
丹沢山
本傾?と呼ばれる岩峰であろうか。
丹沢山
険しい岩峰・本傾と後傾か?

丹沢山
丹沢山
山頂東側の祖母山に続く稜線

丹沢山
丹沢山
登山道・稜線から大崩山周辺の山々を見る。
丹沢山
大崩山
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東傾山を通り過ぎる。
丹沢山
東尾根取付点まで戻る。日が暮れるまで車に戻らなければ。

登山口を過ぎ、迷路のような林道をさ迷い歩く。
丹沢山
無事下山し竹田市の温泉に入り、道の駅”竹田”で車中泊する。よく早朝同駅からご来光を見る。





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